先輩社員の声
熱流体解析業務 2007年度入社 Fさん
- 現在携わっている業務・プロジェクトの概要と、進捗状況を簡単に教えて下さい
- 次世代の新型ロケットエンジン開発に向けた、エンジン要素部品の流体解析業務を行っています。
中でも、「インデューサ」と呼ばれる、ターボポンプの入口に設けられた案内羽根で起きるキャビテーション特性を解析・評価しています。
- 心に残る仕事でのエピソード
- 流体解析では流体の成分が少なく、急激な温度変化が無いほど計算は安定します。
しかし、私が初めて燃焼器の解析を行った時は、約10種類の化学種による燃焼反応を交え、低温の燃料と酸化剤が反応することで高温の火炎が発生する・・・という過酷な計算条件でした。
反応して着火するまでは終電との戦いでしたが、今となっては良い経験になったと実感しています。
- 今後実現させたい夢や目標、経験してみたいこと
- 最新技術と呼ばれるものの多くには流体解析分野が密接に関係しています。
技術の進歩とともに求められる解析難易度も上がり、計算環境は整っているが計算ができない、もしくは計算の精度が悪い、という問題に陥りやすくなっていると感じています。
現在の職場で流体解析のスキルを磨き、その溝を埋められる技術者になりたいと思います。